デジタル通貨

マイニングについてさらに詳しく

暗号通貨における「マイニング」について概要を前記事でご紹介しました。
もう少しこのシステムの利点と問題について掘り下げていきましょう。

◆ビットコインの2種類の「鍵」
ビットコインのやりとりには、パスワードと言っても良い、2つの「鍵」が必要となります。

その1つを「公開鍵(Public-Key)」とよび、もう一方を「秘密鍵(Private-Key)」と呼びます。

「公開鍵(Public-Key)」は文字通り公開されているのですが、これを使用して、ビットコインアドレス(銀行口座にあたる、ビットコインを入れる財布にあたるもの)へ送金をします。

ただし、送付をする時には、必ず「秘密鍵(Private-Key)」の入力が求められます。この「秘密鍵(Private-Key)」を使用した電子的署名を行うことで、ビットコインの送金が許可されます。

次に、送金がなされる際にマイニング作業が入り、このトランザクションを認証します。
マイナーはブロック内のトランザクションが正当であるか検査し、ブロックを完了させ、ビットコインの場合は約10分間で締め切って閉じます。

この際に最も先に「ナンス」を見つけた人が勝者となり、報酬が付与されます。
この方式を「Proof of Work」(PoW)と呼びます。
ハッシュパワーを提供し、このブロックが正規であることを監査したマイナーへの報酬というインセンティブを与えることで、ネットワークが正常に運営されることを狙った仕組みです。

さて、ハッシュ値を探す理由は何でしょうか?
前述の「ナンス」が解決されると、暗号通貨のブロックチェーンに新ブロックを連結できる権利を得られます。
この「ナンス」は32ビット長のランダムなデータです。
このナンスがハッシュ関数で変換され、「ハッシュ値」が現れます。
マイナーがこの正解を探すのですが、異なるナンスで一つ一つ当たっていき、最後にある値以下のハッシュ値が出れば、終了となります。

この正解があると、最初に発見したマイナーは新ブロックを作成することができ、報酬が与えられます。

◆マイニングのもう一つの有効性:セキュリティ
前述したように、暗号通貨の「マイナー」は、ブロック生成の手助けをすることにより、規定の報酬を受けています。

暗号通貨には取引の管理者が中央に居るわけではないので、このネットワークの監視をする役割をも、マイナーが背負っているとも言えます。

ブロックは、「ブロックチェーン」の名前どおり、ブロックが連なって延々と続きます。
この途中にあるブロックを改竄し、データ不正なものにしようとしても、その次に来るブロックのデータも変化してしまうため、ごく短時間内(マイナーたちが我先にと正解を見つけ、報酬を得ようとする中で)のうちにこれも改竄しなくてはなりません。
そこを改竄すればさらに次のブロックデータも狂いますので、単独または少数の悪意ある者がこの暗号通貨のブロックチェーン内容を書き換えるのはほぼ不可能です。

たった一箇所を書き換えるだけでも、膨大な労力を必要とし、成功する可能性は大変低いため、ブロックチェーンのハッキングはコストに見合わない行為となるのです。

何故マイナーに電力をどんどん消耗してまで「早押しクイズ」を競わせるのか。
それは不正を行うスキを与えないよう、さらに不正を行うコストが正しいことをするコストより高くなって、諦めさせるようにしているためです。

ただし、悪意ある一部のマイナーが非常に強力なハッシュパワーで51%以上を占め、データを改竄しようとすることもあります。
具体的には、他人よりも圧倒的に高速なブロック生成を行い、マイニング報酬を独り占めしてしまうこと、さらに全体のハッシュパワー(マイニング時の処理能力)の51%を占めることができれば、送信コインをキャンセルまたは二重支払いを作り出すことさえできます。

しかし、世界中には大勢のビットコインのマイナーがいますので、ひとりまたは数名で全体のハッシュパワーの51%以上にすることは大変難しく、実行はほぼ不可能です(人気のないマイナーなアルトコインでは起こりえます)。

◆マイニングにかかるエネルギー消費
実は、暗号通貨のマイニングは環境に悪いとよく批判されます。
それというのも、マイナー達が大量の電力を消費しながら、マイニングを行いますが、実際にマイニングでやっていることは仕事ではなく、ただの「早押しクイズ」であるからです(もちろん、その結果としては、帳簿=ブロックチェーンが正常に保たれているのですが)。

ビットコインのマイナーはどんどん増える傾向にあり、ハッシュレートは青天井です。
結果、ビットコインのネットワークだけで1年間に約2.6ギガワットもの電力が費やされており、さらに急激に増加しています。

知名度が上がり、ますますマイナーが増えていくビットコインが、ただ「早押しクイズ」のためだけにこれだけの電力を費やしてネットワークを維持することが、良いことなのか誰にも正解はわかりませんが、少なくともすでに無視できない規模にまで発展していることは事実です。

◆まとめ(その2)
暗号通貨におけるマイニングはブロックチェーンを動かし続け、利用者がスムーズに送金・決済できるようにする縁の下のちから持ちの仕事です。マイニングなくして暗号通貨の運用はできません。

しかし、この方式も前述の通り、いくつかの問題が指摘され始めています。大量に消費される電力の問題も、その一つです。

今後、暗号通貨はさらに革新し、より効率のよい、公平かつ高速な、そして地球に優しい方式が発明されて、進化していくと良いなと心から感じています。

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