マネー&ライフ

投機を投資と勘違い?

なぜ投資は「得体の知れないもの」「何となく怖いもの」「怪しいもの」とか思われてしまうのか。たぶん大部分の人がイメージしている投資が、本来の投資ではないからかもしれません。

本来の投資というのはもしかしたらつまらないに感じるかもしれませんが、その代わり怖くはありません。

投機と投資を混同?

投資をしたことがない人あるいは始めたばかりの人たちが想像する投資とは、大抵「何かを買ってそれを売り、差額で儲けるもの」のことを指していたりします。

特にまだ投資をしたことがない人の場合は、お金を稼ぐ手段としては、自分自身が働くかもしくは何か商売をするかしかないと思ってしまいがちなので、労働でなければ商売みたいなものなのかなと勘違いしてしまうのでしょうか…?。

投資にはたしかに一部そういう面もあるにはあるのですが、それだけで儲けようとするのは、投資ではなく「投機」です。

その投機でお金を儲けられるものは、だいたい値動きが激しくて、上手く高い価格が付いた時に売り抜けることができれば大きく儲けられますが、逆にもし大きく落ちてしまえば価値が下落して大きな含み損を抱えてしまいます。

バブル期は特にそうした値動きで自分も儲けようとする人があまりにも多く居て、それで失敗した人が多かったためか、すっかり「投資=ギャンブル」みたいなイメージがついてしまったようです。

そのため、LIMOの「熟年夫婦になって実感した「若いうちにやらなくてよかった」こと」( https://limo.media/articles/-/19410 )によると、今60歳代の人たちの中には、資産運用なんてせずにコツコツと貯金だけをしながらここまできて正解だったと考える人もかなりの数いるらしく、

それはなぜかというとバブル期に流行に乗って株式や不動産やゴルフの会員権などに「投資」をして、大損して身を滅ぼした人を多く見てきたからのようですが、それゆえにあまり深く調べもせずに「投資=ギャンブル」とそのまま勘違いをしたままで居るようです。

でもその勘違いが、いまは多くの人を生活苦や将来不安から抜け出せない状況に陥れてしまっているような気もします。

「普通に働いて最後までそれなりに生きる」が難しくなった

一昔前までは、ただ普通に雇われて働くだけでもそれなりに生活をしてくことが可能でした。多くの人が唯一の収入源としている労働については、勤めとか普通の雇用形態と言えばたいてい正規雇用のことを指していたのですが、今はちがいます。

非正規雇用でわりと低めの給料で一生働き続けなければならないという暮らしぶりも全然珍しくはなくなったので、その頃と同じようにただ普通にどこかにずっと雇われて働くだけで最後までそれなりのレベルで生活をしていくことが難しくなっています。

それなのにお金を稼ぐ手段としては、今まで通りに労働くらいしか思いつかないので、「生活が苦しい」とか「将来どうなってしまうんだろう…」という思いから抜け出せなくなっています。

労働人口が減ってきているのでたしかに人手不足の状況にあってあまり選ばなければ仕事はあるにはありますが、そうした状況にあっても実際にはいいお給料をもらえるのは超高度な技能を持った人材くらいです。働き口はあってもいい待遇のものはそれほど多くは無いように見えます。さらには頭脳労働とか呼ばれていた仕事の多くが機械に取って替わられているので、いいお給料をも貰える案件は減っています。

ではそうした状況下で少しでも生活に余裕を持つにはどうしたら良いかというと、そういう時にこそ投資が役に立ちます。

ここでいう投資とは、冒頭で触れた「投資=ギャンブル」とはちがうスタイルの投資を指します。つまり、値動きで儲けることにはほとんど期待しないということです。

本来投資は何かにお金を投じて、その対象から上がった収益の一部をあらかじめ決められた額/料率だけ定期的に受け取るためにするものなので、ギャンブルとは本質的に異なります。

もちろんあえて投資対象を高く買い入れる必要なんかないので、できれば少しでも原価を落として仕入れて、投資した金額を少しでも早く回収できるようにするにこしたことはありません。

ですがここでいう投資とは長期でやるものなので、もしも投資対象の価値が落ちてしまっても、上がってくる収益で穴埋めすることは出来ます。値動きだけでしか稼げないものの場合、それができません。

しかも何より投機とちがうのは、投資の場合は繰り返し何度もお金を稼ぐことができる(*あらかじめ決められた周期で、決められた額/料率を)という点です。

「投機」のように爆発的にもうけるといったことは不可能ですが、投資ではその代わりに例えば自分自身に何かが起きてお金を稼ぐことができなくなってしまった場合に、自分の代わりにお金を稼ぎ続けてくれる安全装置として機能します。

何かがあった時のためにということで「とにかく貯められるだけ貯金を‼」と進めるアドバイスを多く見かけますが、貯金は持ち主をたった一回しか救ってくれません。一度使えば手元から消えて無くなります。消えて無くなるものは、いくらため込んでも安心することはできません。労働も再利用はできません。

長期で安定的にお金を稼ぐ目的で買う投資対象は、ほとんどの場合は値動きも小さいのでそこで儲けることができなくてつまらないかもしれません。ですが何かがあった時に大きな助けとなってくれるので、投資は単純にお金を貯め続けたり勤め先でもっと給料をもらえるように頑張ることよりも重視して進めるべきことです。

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