いい大学を出てもあまりいいお給料をもらえない人はいます。
我々が出た学校も今年もTimes Higher Educationの大学ランキングでそこそこのポジションにありますが、それでもそういう人は多くいます。
今年四月からまずは大企業から始まる「同一労働同一賃金」によって、かなり長期的に見てですが、
・非正規雇用レベルに合わせることで全体的に給料が減る⇒世帯年収が減る⇒消費が減る
・非正規に近くなるので皆リストラしやすくなる
・正社員の価値は落ちる⇒学歴の価値がまた下がる
となりそうな気がします。
もし普通に働いてお給料をもらうという生き方をするのであれば、いくらお勉強を頑張っても団栗の背比べ程度の収入差しかつかなくなるので、学力を上げるためであればあまり多くのお金や時間を使うことはおすすめしません。
まとまった額の資金があるならば、その分のお金は生身の人間にではなく、収入源を増やすことに使う方が、学歴を積む以上にリターンを生んでくれそうです。
雇われるために必要なことを教え切れていない?
お勉強を否定しておきながら、少し矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、息子の教科書などに目を通すと分かりますが、教育を受けさせる義務というだけあって、色々問題はあるものの公立の小中学校は生きていく上で最低限必要なことを一通り教えてくれるので、本当はここまでの段階をしっかり学ばせてやればそれで十分とも思えます。
最後まで出してもらっておきながらこう言うのもなんですが、そのあとに入る高校以降は、基本的にそれまで習った知識をただ深堀りするだけなので、生きていく上でどうしても必要なものではありません。
実際、高校以降で学んだことは普段の生活ではほとんど使いません。
高校はもしかするとまだ実用的な内容もあるかもしれませんが、大学で学ぶことの多くは高校の内容の焼き直し・さらなる深堀なので、おそらく一生使うことがない知識が積み上がります。
在学中に3~6年ぶん歳も取りますが、知識の積み上げや虫食い部分を埋める、といったことは今はほとんど機械が代替できてしまうため、それだけの時間を使って習得したものを、企業があまり高く買ってくれません。
「あまり」どころか、要らないとも言い始めているように見えます。
大学は勉強するところではなく社会に出る準備期間で人とどう接するかを学ぶ場所という人もいますが、高校・大学と進学して、計7~10年近く他の人と接する機会を得られたとしても、人づきあいが苦手な人はそれを上手く活かせず、学校側も人と上手くどう接するかまでは教えてくれないので、人間関係を構築する力は育たないこともあります。
お金を掛けて高等教育を受けたとしても、その人の元から持つ性格的なものは変わられません。
プレジデントオンラインの「「東大卒でも低収入」の人に欠落した3つのスキル」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200217-00032449-president-bus_all)などにも、雇われて高い給料をもらうには、人の気持ちを汲み取ったり気遣いをするといった学力以外の機械が代替できない部分が大きいとあり、これは先程も触れた通り、教育機関で習うことというよりも普段から人と接する中で経験からしか得られません。
何をあげたらよいか
必要とされないものを積み続けても意味はないので、アカデミックなお勉強にお金と時間を使うのはほどほどで済ませて、早い段階から、働く以外の手段でもお金を稼ぐことを教えてあげるほうがいいかもしれません。
そうはいっても今は新しい学部や学科も創設されているし認識が古いよと言われるかもしれませんが、実際に雇ってもらえない・雇ってもらえても多くは稼げない若い人も多くいるので、大学は学生が普通に雇われために必要なことを教え切れてはいません。ただ、これはそもそも大学の役割ではないものではあるのですが…。皆高い学費を払って入るので、どうしてもそれを期待してしまいます。
ですがいま人を雇う側の動きを見る限りでは、生身の人間に大きな額のお金はなるべく払わないという流れはそう簡単に変わらなそうなので、
子どもには、学力以外のものをできるだけ多く持たせてあげる方が良いと見ています。














