マネー&ライフ

社会に出たタイミングが悪かったとしても挽回は可能!

先日「50代・貯金や退職金がゼロでも老後対策は可能」のエントリーなどでも触れましたが、もしも若い頃にいい仕事に巡り会えずにずっと安い給料で生きてきたとしても、50代から老後に備えることは十分に可能です。遅いなんてことはありません。スタートが40代からであれば、将来それ以上に余裕を持つことだってできます。

運悪く経済危機などに当たってしまい、就職タイミングが悪くかったとしても、将来を悲観する必要はありません。後から挽回する方法はあります。

「働く」だけに囚われてしまうから希望が見えなくなる

東洋経済オンラインの「今の40歳前後「非正規・未婚者」が抱く深い憂鬱 生活苦の「新しい中年クライシス」が起きている」によると、今の40歳前後の人たち=いわゆる就職氷河期世代に当たる人たちは特に不遇で経済的に困窮している人も多く、これから歳を重ねるにつれてより危機に近づき希望を見出しにくい状況のあり、自殺者が増えないか心配とあります。

生きる希望を見い出せない要因としては、まず若い頃に就職時期が経済停滞期と重なってしまい良い仕事に巡り会えなかったこと、それゆえに給料も低く目であまり貯蓄も出来ず、家族を持てなかったこと、支払った社会保険料も少ないがゆえに受けられる給付も少ないため、のようです。

20年ほど前はいい働き口が少なかったのは事実で、その時の印象だけで見ればたしかに不遇なのかもしれません。ですがその後、中には経済が持ち直してから転職をしてそれなりの給料をもらえるようになったり、前の世代にはいなかったような傑出した人も出てきたりしたので(捕まったりといった事件もありましたがそれでも)、世代全体の一生を最後まで見てみないと本当に不遇だったのかはまだ分かりません。

例えば「逃げ切れる」と思っていたであろう彼らの親世代なども社会保障が削られ始めたりして不安を感じていたり、実際に今すでに困窮している人もいますから、この世代だけが特別に不遇かというと少し疑問なところもあります。

就職機会に恵まれているといわれているその後の世代も将来はどうなるか分かりません。昨年くらいから始まったコロナ禍とは全く関係がない動きを見ていると、今は40歳前後でも勤め先から切られることもが珍しくはなくなってきたので、将来はそれがもっと早まっている可能性があります。恵まれているかのように見えて、実は「現役でいられる」年数が短くなってきています。早ければ30代でも整理の対象とされているようですね。

「給料が低めのため貯蓄ができなかった」とはいっても、それは給料が多い人でも同じことです。多くもらっても多く出てしまうので手残りが少ないには変わらず(「収入-支出=ほとんどゼロ」はよくあることなので)、突然クビになりその仕事を失えばすぐに困窮してしまうという弱さも全く変わりません。

「若い頃や中年の頃は1人暮らしをやっていける、と自信に満ちていた人でも高齢になってから心身ともに弱くなるので、心のさびしさや生活上の不便を感じるようになる」とありますが、それはどの世代であっても同じこと。

なので結局のところどの世代も均して見れば、大体同じようなものだとは思うのです。

生身の自分の代わりに働いてもらう(稼いでもらう)ことを学ぶと

社会に出たての頃に、良い仕事に恵まれなかった場合にどうすればよいのか。

答えはそんなに難しくはありません。生身の自分が「働く」以外の方法でもお金を稼げるようにすればよいのです。そうなれるようになるまで何年も継続するという力は必要ですが、これを実行するために資格も学歴も要りません。

やるべきことはまずは「収入-支出」の差額を3万円以上作り、これを先取りで「貯金」し続けて、投資用の種銭を作ります。とにかくこれをまずは6年続けること。そうすることで、自分のためにお金を稼いでくれる最初の資産を買うことができます。

200万円前後の中古の戸建てなどの不動産を買い、それを賃貸市場に出して家賃収入を得ます。貯金を続けつつ、軌道になったらそれをまた再投資して…と続けていけば、始めてから11年くらいで3つの不動産を持ち毎月10万円前後の家賃収入を得られるようになるでしょう。

自分の健康や親の介護のために現金に近いものも持てときたいという歳になったら今度は現金に換金しやすい株式への投資に切り替えます。

年利換算で4~5%前後の配当が付く銘柄に投資をして毎月平均1万円くらいの配当収入を得るためには、約240~300万円前後買い入れることになりますが、貯金の継続と家賃全てを再投資することによって、1~1.5年ごとくらいにそれを積み上げていくことができます。

こうして投資を続けていくと、「中年」になる頃には自分の勤めで得るお金とあまり変わらないくらいの副収入を得られるようになっているかもしれません。

ここで今年初めに紹介した知人も始めてから計15年でそこまで到達しています。独身で居るがゆえにいちおう引退することだって可能な状態です。

40くらいで「働く」一本だけで来ていた人たちはその頃どうなっているでしょうか。人間相手だけでなく機械との競争も厳しいですから、ちょうどクビの危機を迎えている頃かも。

合いそうな相手との出会い方についてはアドバイスできませんが、こうして生活に余裕を持つことができれば、少なくともお金が稼げないままで居るよりは誰かと出会える可能性も上がりそうです。

いい仕事に巡り会えなかったとしても、ずっと安い給料だったとしても大丈夫。働く以外の方法にも目を向ければ、チャンスは大きく広がります。

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