安く売って高く売るのが商売の基本ではあるのでなかなか法律では縛りにくいものなのかもしれませんが、人の命にかかわるものであれば、高額転売は規制するべきでしょう。
もしそれができないのであれば、せめてプラットフォーム上では出品者に今回のような非常にアコギな商売履歴があるかどうかを判別しやすくする等すべきです。
法律で規制できなくてもそういう人間からは買わないという意識が広まれば、少しでもこういう悪質な商売を減らせるかもしれません。
完全な規制は難しいにしても
幻冬舎GOLD ONLINEの「悔しい「マスクの高額転売」を野放しにせざるを得ないワケ」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200301-00025741-gonline-bus_all)によると、いろんな価値観を持つ国々とのやり取りが多い中で、仮にもし法律で転売を禁止してしまうと、今までお金さえ積めば何とか手に入れられたものも流通しなくなり完全に手に入らなくなってしまう可能性があるので禁止はできないとあります。
理論的には確かにそうなのかもしれませんが、必需品の転売で暴利をむさぼるのはどうしても許しがたいものがあります。
そういってしまうとアメリカの医療サービスなどはどうなのかと言われてしまうかもしれませんが、少なくとも日本は普通に必要とするモノやサービスは何とかいきわたっている社会のはずなので、こういったことには何らかのペナルティで歯止めをかけた方が良さそうです。
今回の件で味をしめてトイレットペーパーやオムツでも同じように風説の流布のようなもので一儲けしようとしている人もいるようなので、あまりに悪質なものは取り締まるくらいのことをしないと無くなりそうにありません。
転売規制は難しいと解説するこの先生も、商売のリスクをカバーする程度の利益を上げようとするのは目をつむるべきと言うものの、高額転売自体を擁護しているわけではありません。必需品の高額転売で儲ける人間がいることは腹立たしいこととしています。
ただ、どうしてもこういったことを完全に規制することは難しいので、アコギな高額転売をなくすには、消費者側も賢くなり状況をよく見極めてこういう輩から購入しないことが大事とあります。

それほどまでに効果があるものなのか
ことマスクについて言えば、日本ではたぶんその効果を過大評価し過ぎなのかもと思う時があります。
医療の専門家の人たちの意見を総合すると、マスクの着用は基本的に自分が持つウィルスの拡散を防ぐという意味で加害防止に大きな効果がありますが、防御手段としてはそれほど効果は大きくなく、マスクをしたとしても目や手などほかの部位を通して感染することもあるようです。
そういったことも有り、確かに欧米では今回のような状況でもあまりマスクをしている人を見かけません。マスクの着用は自分が病気と知らせているようなもので、予防のつもりで着用しているマスク姿は逆に嫌がられます。
うろ覚えですがマスク姿のアジア人がどこかで殴られるといった被害を受けていたかと思います。もちろん暴力は許されるものではありませんが、元々の差別意識に加えてこのあたりの認識の違いから起きたところもありそうです。
やれることは何でもやっておきたいという考えは理解はできますが、支払った分だけの効果がありそうなのかは意識しておきたいところです。手洗い等を徹底する方だけでも感染リスクはかなり減らせるとか。
どうしても心配という人のために少し調べてみたところ、対放射性物質・化学/細菌兵器用防護マスクは6万円前後で買えるようです。同じ万単位のお金を使うのであれば、いっそのことこういったものを購入したほうが感染リスクをもっと抑えられるので普通の布のマスク購入よりは意味があります。
もうじき政府による買い取り・配布が始まり、しばらくしてもし幸いにも感染拡大が収まったり、メーカーが増産を進める等してまた安定供給されるようになるとマスクの価格は下がるので、高額で買った意味はほとんどなくなります。
その時になって、ただのマスクの箱を見てどう思うでしょうか。
冷静に状況をみると
本題からは少し離れますが、今回のような状況下では事態を冷静に見たほうがいいかもしれません。各所で相変わらず感染の有無を調べる検査の実施数がどうのという点ばかりに注目が集まっていますが、本当に注目すべきは別の数字ではないかと思うのです。
最初に感染者が見つかってから1か月が経ち、今ではそれが270人近くになりましたが、亡くなった方の数は6人。イギリス船籍のクルーズ船内の感染者や犠牲者は国内分として混ぜるのはどうかと思うので含めません。WHOの資料でも分けてカウントされています(https://www.who.int/docs/default-source/coronaviruse/situation-reports/20200302-sitrep-42-covid-19.pdf?sfvrsn=224c1add_2)。

死者数は6人だけ。
(WHOのNovel Coronavirus (COVID-19) Situationより)
たしかに今年はオリンピックを控えている等の事情もあるため、対外的に患者数を少なく見せたいという思惑も少しはあるのかもしれませんが、検査に殺到して逆に感染するのを防ぐという面もあるはずです。また、仮に感染者数が見せかけだったとしても、死者の発生数はそんなに簡単には誤魔化せません。発生からこれだけの日数が経っても、死者数はこの数におさまっているので、後手後手でちぐはぐなところはあっても上手くやっているのではないでしょうか。
実質的には各国の要請を受けて善意で預かってやった外国船を培養室と揶揄したり、日本を嘲笑っていた諸外国、特に隣国や欧州の状況を見てください。イタリアなどを中心に爆発的に感染が広がって、死者数もとっくに日本を追い越しています。もっと早くから自国民の引き上げを日本に申し出しなかった理由がよく分かります。彼らが扱うのは無理だったのでしょう。

人口差の調整抜きでも、日本と比較して死者数が多すぎる。
(WHOのNovel Coronavirus (COVID-19) Situationより)
先進国の一員の振りをして自分たちは検査を迅速に実施して対策は万全、日本は情けないと言っていたあの某国はどうなったでしょうか。検査の実施数は多いようですが、人を救えなければ意味はありません。死者数はもうすぐ30人に届きそうな勢いで、これは日本の人口規模に換算すると、70人以上死んだことになります。あらためて両国間の医療レベルの差が露呈してしまい、どの国も苦しい中でいち早く今回のショックで経済がガタつき始めたため、今頃になって元首が慌てて日本にすり寄ってきています。もちろんそれは相手にする必要もありませんが。
これらの国の状況を見ると、日本はそこそこ上手く抑えているほうではあるので、もちろん注意しやれることはやる必要はあるものの、そこまで極度に恐れなくても良さそうです。普通のインフルエンザやそのほかの病気で例年どれくらいの人が亡くなっているのか(=もっと怖くて身近にあり、多くの人が亡くなっているものがいくつもある)、そういった数字なども見比べて状況を冷静に見て、何をどれだけ仕入れるかを考えることも大事です。














