デジタル通貨

暗号資産トロン、その魅力と将来性について

仮想通貨の中でも注目を集めているトロンは、2017年に公開されるや否や価格が急上昇しました。トロンが目指しているのは社会に埋もれているクリエーターたちを応援することで、利益よりも社会貢献を目指すその姿勢が評価されています。今回、そんなトロンの特徴から現状、将来性や今後の価格についても詳しく紹介していきます。

トロンの特徴とは

仮想通貨トロンとは、シンガポールの「Tron財団」によって開発され、2017年に公開されました。この財団はデジタルコンテンツ業界に特化しており、オープンで透明なネットワークシステムの構築を目的としています。シンガポールの企業規制当局であるACRAからも承認を得ていますので、信頼性のある財団と言えるでしょう。

また、トロンの最大の目的とは社会に埋もれているクリエイターを発掘・支援して、エンターテインメント業界全体を発展させることです。その崇高な理念が支持され、2017年に公開された際はジハン・ウーも投資を行い、結果開始30秒で売り切れるという事態になりました。

トロンの創業者はジャスティン・ソン氏で、名門北京大学とペンシルバニア大学を卒業している秀才です。リップルの中国地区の事務所長を務めた他、トロン財団のCEO、そして音楽ストリーミングサービスPEIWOのCEOも兼任しています。ちなみに、このPEIWOと呼ばれる音楽コンテンツコミュニティーは登録ユーザー数が1000万人を超え、ユーザー数は一日500万人ずつ増えていると発表されました。

PEIWOではトロンでの支払いが可能になっており、クリエーターとユーザーを直接結び付けることができます。つまり、誰でも自分が作成した音楽や動画をアップして利益を得ることができるのです。今まで人目に触れることなく社会に埋もれていたクリエーターたちが日の目を見ることになり、エンターテインメント業界全体を活性化することにつながっています。ちなみに、中国では動画配信サービスで数十億円も稼ぐインフルエンサーが台頭しているのです。

トロンが2017年に仮想通貨取引所Binanceに公開された時、なんと5億トロンがわずか30秒で完売しました。さらに二回目のICOにおいても10秒で3億トロンが完売したのです。なぜこんなにも大人気となったかというと、大手マイニンググループBitmain社のジハン・ウー氏がトロンの理念を気に入り大量に投資したことが影響しています。

さらにトロンに強力なパートナーシップがついていることが特徴で、その提携先にはObikeと言う世界20か国で登録者数1000万人を超える自転車シェアリングサービス、グローバルライブアプリのUPlive、バーチャルギフトをSNS上で送信できるサービスのGiftoなどがあります。信頼性の高い企業とタッグしていることもトロンの価値を高める要因になっているのです。

トロンの今後の見通し

トロンは2017年に公開され、2018年1月5日に最高値である26円に達しました。ちなみに、2018年1月は多くの仮想通貨が同様に高値をつけ、その後暴落してます。2018年5月から6月にかけて暴落から立て直しましたが、最高値の26円には程遠く、センターラインは下向きで価格が下落し続けているのです。

長期チャートを見るとトロンは下落を続けているのがわかりますが、下落期間が長いためそろそろ低値転換するのではと予想されています。トロンは2円台を移行中ですが、問題点として発行枚数が多すぎるということがあります。メジャー通過でありながら2円台で購入できるというのは非常に魅力がありますが、発行枚数が多いためなかなか価格は上昇するのが難しいでしょう。

一方で、提携ニュースが続々と発表されていますので、世界中で今後トロンが実際に使用されるようになれば価格は上昇していきます。以前から中国大手のアリババと提携するのではという噂が流れており、もしそれが実現されればトロンの価値は大暴騰することになるでしょう。

仮想通貨全体の時価総額に関しては2017年12月の90兆円をピークに、2018年8月には20兆円まで減少しています。短期性資金によって仮想通貨相場はかなり混乱を受けましたが、世界的な低金利時代は継続中と厳しい現状です。ですが、仮想通貨ETFなどが世界で認知されるようになれば、仮想通過の現状も大きく変わると予想されています。

同様にトロンのように発行枚数が大きい仮想通貨にとっても、流入資金が減少している時代はとても厳しいものです。ですが、今後資金流入が増えた場合、2円台という低コストのトロンは増々注目が集まり購入枚数も増加すると予想されます。また、トロンと提携する企業も増えていますので、今後大きく成長する可能性が期待される将来性のある仮想通貨なのです。

期待が高まる暗号資産

クリエーターたちをサポートしエンターテインメント業界全体を活性化することを目的に設立されたトロン、一時は最高値26円を記録しましたが、現在は2円台を移行中です。ユーザー数が1000万人を超えるサービスPEIWOを保有している他、トロンと提携する会社も増え続けているため、今後はその価値が徐々に回復し高まっていくと予想されます。

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